家賃の督促状の書き方と文例

家賃相談所>家賃滞納の時効について

家賃の督促状の書き方には、いくつかポイントがある。
まず、心情的な部分を考えて、普通のハガキや手紙にするか、内容証明で出すかを選択することになる。
もちろん、いきなり裁判所へ支払い督促を求めてもよいが。
家賃の督促状の書き方として、この家賃滞納者の心情を考えることは重要である。
ただ単に支払いを忘れていただけとか、他に何かしらの事情があった場合は、ハガキ等で柔らかく催促してみるとよい。
また、あきらかにわざと家賃を滞納しているような場合には、法律的なことを含めた家賃の督促状の書き方を、できれば内容証明で書きたい。

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さて、法律的な家賃の督促状の書き方についてだ。
まずは、誰が誰に対してどれだけの金額を債務不履行・・・つまり家賃滞納をしているかを明記する。
これは家賃の督促状の書き方において一番最初に必要なことであり、あとで裁判等、司法の力を借りようとしたときに、客観的にわかるようにするためだ。
次に、いつまでに支払え!というように滞納している家賃の請求を書く。
ここまでが基本的な家賃の督促状の書き方であり、これに更に続けて、一定の期間を定めて、支払われない場合には、契約解除の旨の通知を行ってもよい。
またこの契約解除は、家賃の督促状とは別に、内容証明で出してもよい。

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下記に家賃の督促状の文例を挙げておく。

        賃料請求並びに契約解除通知書

通知人・●●●●を貸主、被通知人・■■■■を借主として、後記のとおりの約定で賃貸借契約を締結しているが、
被通知人は平成20年5月分から平成23年9月分までの賃料合計金82万円を支払っていない。
よって通知人は被通知人に対し、本書面到達後七日間以内に、通知人へ連絡のうえ右滞納分全額を支払うよう請求する。

 なお、右期間内に滞納分全額の支払いがないときは、改めて後記表示の賃貸借契約の解除の通知をなさず、
右期間の経過をもって、被通知人との間の当該賃貸借契約を解除する旨も併せて通知する。
                         記
一、賃貸物件
所在 省略 
二、賃料 一ヶ月金3万円
三、賃料支払い期限 毎月末日    以上

平成23年11月23日

通知人 住所
      
     氏名 

被通知人 住所

       氏名

ただし、この家賃の督促状の文例は、あくまで一例であり、各ケースによって書き方を変更しなければならないことに留意。

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